特集―ストレスレスなひと 特集 - 2018.02.05 渡辺 有子 旬の素材を生かした味も見た目も優しい料理で、女性を中心に多くにフォロワーを獲得している料理家・渡辺有子さん。芸術のような美しい料理の数々 はもちろん、自身の著書やメディアなどを通じて垣間見える、ナチュラルで飾らない人柄は実際もそのままで、取材時での謙虚で丁寧な受け答えがとて も印象的でした。そんな渡辺さんならではの美しさとしなやかさの秘密は、独自のリラックス方法と 食"への深い愛情と飽くなき探究心にありました。 PROFILE わたなべ・ゆうこ_季節の素材と味を生かした優しい料理で人気を博している料理家。料理本などを執筆するかたわら、自身 のアトリエである渋谷区の『FOOD FOR THOUGHT』にて料理教室を開催。またインスタグラム(yukowatanabe520)のフォ ロワー数が 11 万人以上にものぼり、最近では料理のみならず、ライフスタイルやファッションなども女性を中心に多くの人 から支持をされている。 Photo: MARIKO TOSA Text: KEI OSAWA Edit: F.M.J. magazine 寝る前にこのストレスレス ® チェア に座って、心身をゆっくりとリセット したい ─ まず、ご自宅のインテリアについて、教えてく ださい。 ヴィンテージものと現行品の家具をミックスして いるのですが、本当にシンプルな感じですね。テー ブルは北欧のもので、丸型のバタフライテーブル を使っています。今は数人がけ用の大きなソファ を探しているのですが、ただそれがあるとリラッ クスしすぎてそこで寝てしまい、そのまま朝を迎 えてしまう恐れもあるので、自分の中ではものす ごく欲しい反面、見つからなくてもまあいいかな という気持ちもあるのですが(笑)。 ─ ご自身にとってお部屋のデザインに不可欠なも のは何ですか? 椅子はすごく大事だと思っていますね。食事のと きなどでも、単に座れれば何でもいいという気持 ちにはならないので。今はだいぶ減らしましたが、 昔はけっこうな数の椅子をもっていて、一人暮ら しだったので必要なかったのに 12 脚ほどもって いました。もともと親が椅子好きで、その影響か ら私も大好きだったということもあるのだと思い ます。以前、デンマークへ旅をしたときに初めて 家具の魅力に取り憑かれまして、それ以来、ずっ と好きですね。そのときも現地で購入した4脚を どうしても早く持って帰りたくて、当時宿泊して いたホテルの方にお願いをして船便で送ってもら いました(笑)。 ─ では椅子に座って、何をしているときが最もリ ラックスできますか? 仕事用のデスクとかは特になくて、普段はだいた いキッチンで作業をしているのですが、そういう ときにお茶を飲みながら、ゆっくりと料理のメ ニューを考案したりするときですかね。その際の お茶は、気分や体調、あとはお菓子に合わせて色々 な種類のものをいただくのがポイントです。私に は休日をとるという感覚が特にないといいますか、 仕事の ON と OFF の境目があまりなく、日常の中 でメリハリをつけている感じなので、椅子に座っ いった休憩時間には、今日座らせていただいたよ うなストレスレスチェアがぴったりですよね。実 はちょうど(ストレスレス ® チェアのような椅子 が)ほしいなと思っていたところに今回の取材の 話をいただいたので、本当に嬉しかったです(笑)。 今日は実際に座らせてもらえて光栄でした。 ─ そうおっしゃっていただけてとても光栄です (笑)。では実際にストレスレス ® チェアに座って みての感想を聞かせてください。 実は年末にぎっくり腰になって、今は快方に向かっ てはいるのですが、まだ座ったりすると少し違和 感があるんです。でもこの椅子は全く違和感がな くて、すごくフィットしてとにかく楽。あと見た
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